母娘の愛憎と愛する人への信頼が描かれています
「風と琴」髙草洋子著
・読もうと思ったキッカケ
この本を紹介していた方が「この本のテーマは信頼」と熱く言っていたので
信頼→家族愛→オットとの生活…と連想、本に興味を持った
素敵な表紙やなと思った
はじめにより 抜粋
本と人との出会いで、人は大きく変化するものだと思っています。そして、この二つの出会いはとてもよく似ています。
人は誰でもオギャーとまれてからこのかた、良くなりたいと思い続けて生きはじめます。
ところが、偶然と言えるようなひょんな出会いの連続の中で、毎日なにかしらの影響をうけながら人生という道をあるいてしまいます。
この親の元に産まれたのも偶然ともいえるし必然ともいえる
人は誰しも、今より良くなりたいと思って生きている
例え、表面では「不幸になってやる」と思っていたとしても
心の奥の奥では「幸せになりたい!」と願っていると信じています
奇跡が起きる条件があります。それは、
「いたわりの心」
「思いやりの心」
「やさしいこころ」
この三つの心でどんな時にでも、人に接することがでがたときのみ起こるのです。
どんなに憎んだり嫌っていても純粋に
「いたわりの心」「思いやりの心」「やさしいこころ」接しられてると
憎しみが薄れたり、意地悪できなくなってくるのではないかと思います。
それが積み重なった時に奇跡が起きる。
本文より一部抜粋
自分が自分の心に蓋をして、言い争いをするのがいやさに、自分さえ我慢すればと母だけを悪者にしていなかっただろうか?
自分さえ我慢すればと見てくれだけ良い子になっていたことが、かえって自らの不幸を招き、母を追い詰めることになっていたのではなかったのか?
我慢をしたり心に蓋をしていると、自分が何がしたいのか?何が好きなのか?
自分の気持がわからなくなってくる
・読み終わって
優しい気持ちになりました
自分に都合の悪い出来事も、結果、良かったことになるかも…
そう考えると、何が良くて何が悪いか、よりも自分がどう感じるか
どう考えるかで、幸、不幸が変わってくる
どうしたいのか?どう感じるのか?意識していきます